教訓活かせぬ行政―広島土砂災害に思う

2014年8月27日 22時06分 | カテゴリー: 活動報告

”私のまちの水辺調査”(8月23日)多摩川とママ下湧水の水調査を実施。りん酸態りんや、アンモニウム態窒素を測定。湧水は、河川上流の水と同程度に澄んでいることが今年も確認できた。子どもたちは、仏ドジョウ、カワニナ、ザリガニにアメンボをたくさんゲットしてた!

広島に降り続いた豪雨から1週間。土砂災害による死者は70人に及んだとの報道が先ほどありました。行方不明者もまだおおぜいます。心からのお悔やみとお見舞いを申し上げます。この甚大な被害を思う時、単に天災というべきではない、行政の問題を指摘せざるをえません。
 1999年にも、今回の被災地と重なる地域で、土砂災害による死者・行方不明者32人を出しています。それを受けて国は、土砂災害防止法を制定。同法に基づく砂防事業として砂防ダム建設がすすめられてきましたが、計画の達成率も一割程度。その遅滞の理由は、家屋が山裾まで迫って工事が進まないことにありました。

 なぜ、危険といってもよい砂防ダムの必要な渓流の下流に、住宅が密集しているのか。
 広島市都市計画課によると、被害が出た八木地区は、1971年、市街化区域に指定され、宅地開発がすすめられてきたそうです。つまり、国の防災計画が、地域における都市計画と連動しないままに、ふたたび、土砂災害を引き起こしたことになります。土地の旧名は、水が蛇のように落ちる地として「八木蛇落地悪谷」であったと聞きます(今は単に「八木」)。都市防災が専門の群馬大・片田敏孝教授の次の発言に耳を傾けるべきではないでしょうか。
 防災関連と都市計画部局の連携が悪すぎる。人口が減っていく中、宅地開発は見直した方がいい。もう『危ない土地は利用しない』と舵を切るべき時ではないか。

  さて、9月1日より始まる第3回定例会を前に、一般質問の通告を終えたところです。
 この夏は特に、法の不備や実行性の無さ、自治体の動きの鈍さの中で、地域住民が犠牲となり苦しむ現状に向き合う機会が多くありました。そんな中から組み立てた質問項目です。悩みながらも学習を重ね、自主的に立ち上がる市民とともにありたいと思います。そんな思いから、今回の一般質問では、環境・景観・憲法を取りあげます!

◆一般質問・初日 9月3日(水)14:30~(午後2番)◆

の予定で登壇します。インターネット中継もありますが、関心のあるところで、議場に足を運んでいただければ嬉しいです。 

1.生き物と共に暮らせるまち・くにたちの環境は育まれているか
(1)蜜源・花粉源植物へのネオニコチノイド系農薬の影響をどう見ているか
(2)二酸化窒素化合物(NО2)調査でワーストだった大気汚染はその後改善したか
(3)水環境と生物多様性のための石けん使用は後退していないか
(4)採択された陳情「エネルギービジョン懇談会」はどうすすめられているか
 
2.市は住民の望むまちづくりをサポートできているか
(1)中央線高架の北側側道について北と西地域住民から出ている不安にどう応えるか
(2)西2丁目新築マンション問題で市は住民をどうサポートするか
 
3.憲法の立憲主義と平和主義に基づく国立市の平和施策を問う
(1)市内小学6年生による第1回「広島平和派遣事業」の意義について
(2)原爆の日を「ふつうの日」にしないための言葉の作品展について
(3)原爆被爆者の体験をどう語り継いでいくか
(4)戦争のない平和な社会を実現する目的でつくられた市長室のスタンスについて

東京ネット主催【9条・解釈改憲】にどう対峙するのか(宮台真司×想田和弘×今井一)。会場は熱気で溢れかえった(8月16日)。この輪を現状打開に繋げたい! 

 

2014.08.28からの予定(2014.08.27現在)