25日に悪法が閣議決定??―「国民の知る権利」など守らない「特定秘密保護法案」

2013年10月23日 18時05分 | カテゴリー: 活動報告

 昨日22日、自民・公明両党は「特定機密保護法案」を正式に了承し、今週金曜日25日にも、閣議決定の上、国会に提案される見通しとなっています。私もパブコメを送りましたが、短期間に9万4千件もの意見が寄せられ、賛成はたった13%。反対が大半を占めています。というのも、何が秘密とされるのかは行政機関などが勝手に決める。また何が秘密に指定されたのか、またその基準は何か等をチェックする機関が無いという危うい法案であるから反対が多いのも当然です。 

 昨日の国会答弁で、自民党石場茂幹事長は、「関税撤廃に関する検討会議の結果を公表しない方針」だと発言。「何百にもわたる品目の検討結果をオープンの場で議論すれば、交渉そのものが成り立たない。交渉力が恐ろしく低下することになり、国益を守れない」と。10月初旬に自民党が「TPP交渉で今まで聖域としていた農業5品目も撤廃対象に含める」と発表して以来、特に農業従事者から不安と抗議が伝えられており、会議結果の速やかな開示と情報提供に関心が集まっていました。このひとつの発言からも分かるとおり、政府は(これまでも)国民に伝えたくないことは伝えていない事実があります。

30kmのところに島根原発がある出雲市を視察(23日)。(株)新出雲ウインドファーム社の26基の発電出力は78,000K wで日本一。デンマーク製。総事業費180億円。ただ出雲市の風況はあまり良くないと聞いた。新エネルギーには利点・欠点の見極めが必要。

  このような例は枚挙に暇がありません。米国から事前協議がない以上、核搭載の空母の寄港はないとされ続けている問題。2011年福島原発過酷事故当初のSPEEDIの情報。日々後追いで出される放射能汚染水と放射線被曝の健康への被害実態などなど。日本の情報公開は制度として非常に遅れていること、政治が開かれたものになっていないことこそが問題です。

 一方、米国には、行政による秘密規程を解除する定めが幾つもあります。
■「情報自由法」:機密解除を10年未満に設定。最大でも25年に達すると自動的にオープンにしなければならない。
■大統領記録法」:個人的なメールや資料、メモ類が記録され、その後は公文書管理下に置かれる。
■機密指定の段階での、行政機関による説明責任の徹底。
■指定が疑わしい場合、行政内部で異議申し立てが奨励されると同時に外部機関に通報する権利がある。

 自民・公明両党は国民の知る権利」と「報道、取材の自由」を明記させたので了承としましたが、それは、あくまでも努力義務、配慮規程に留まるもので、まったく国民を欺くものです。というのも、国民が政府に求めてきた閣議の議事録作成や米国にある将来の公開などを義務づける「公文書管理法改正案」等の具体的提案は全く考えていなのですから。きれいな言葉の裏には嘘があります。

 悪法を通過させない為に、全国的規模で市民・学生・有識者・法曹界は、連日学習会を開催し抗議に立っています。関東圏内の情報をお伝えします。私も参加します。

・国会前アピール、18:30から連夜開催(呼びかけ:安部芳裕さん)
・23日(火)明治大学軍縮平和研究所・アジア記者クラブ 18:45~
 @明治大学リバティタワー12階
・24日(木)  NPO法人まちぽっと・ソーシャル・ジャスティス基金 18:30~
@文京シビックセンター4F 

ソーシャルジャスティス 秘密保護法案チラシ

・26日(土)市民オンブズマいばらき 14:00~ 
 @土浦・南生涯学習センター
・29日(火)フォーラム平和・人権・環境 18:30~
 (学習会とデモ) @東京・日比谷野外音楽堂
・31日(木)自由人権協会×日本ペンクラブ×情報公開ク  リアリングハウス 18:30~
 @専修大学神田キャンパス1号館地下1階
・11/9(土)放送を語る会・日本ジャーナリスト会議・ディア総合研究所13:30~@代々木区民会館・集会場
・11/10(日)ビジョン21 13:30~
 @横浜市青葉区区民活動支援センター 
・11/16日(土)反安保実行委員会 18:30~@飯田橋・富士見区民館

■詳しいHP→全国市民オンブズマン連絡会議

 本法案の不気味さは、チェック機関がないため、法が稼働しているかどうかすらも分からないことにありまます。政府の思い通りに不都合な情報は闇から闇へ葬られるなど、市民社会への影響は計りしれません。いま日本に必要なことは、こんな法案ではなく、国民の暮らしに必要な情報を公開するしくみだと考えます。

原発どうするたまウォークinくにたち のチラシ 上・表 下・裏

2013.10.24からの予定(2013.10.23現在)