悔やまれるけど、留まってはいられない~2013参議院選挙を振り返って

2013年8月2日 23時15分 | カテゴリー: 活動報告

 本日、衆議院本会議が開かれ、議長選挙等が行われています。マスコミは“ねじれ解消後の初の国会”と一斉に報じていますが、参議院との「ねじれ」が無いほうが良いと考えている主体は、安倍首相率いる政権与党です。憲法改正やTPP交渉参加の問題など重要案件がある今、衆参両議院に判断の違いがあって当然ですし、国会できちんと議論を尽くして欲しいと思っているのが国民です。国民に気付かれない内に憲法改正すらもさらりと通したいのは、麻生副総理兼財務相に象徴的!
「ドイツのワイマール憲法はいつの間にかナチス憲法に変わっていた。誰も気が付かなかった。あの手口に学んだらどうかね」
これは発言の一部だとしても、「あの手口に学ん」でとの本音に、日本の国会議員の歴史認識の危うさと国民軽視がはっきり現れていて、変わらぬ(変われない)自民党が露呈しています。

 さて、昨月23日に行われた参議院議員選挙で、生活者ネットは急きょ、大河原まさこさんを応援し、17日間、共に訴えに走り抜きました。しかし、得票数は23万6953票と伸びない結果に。得票率からみれば、国立市は、菅直人さんのいる武蔵野市に次いで都内2位。国立市内では、大河原さんを支持してくださった方は比較的多かったと、嬉しかったです。
 6年前、生活者ネット都議から民主党に移り、政権交代を実現。先の衆議院選挙で大敗し野党に転じましたが、大河原さんは一貫して、地域課題に取り組む市民の窓口になり続けました。その姿勢に私たちは賛同し、また「コンクリートから人へ」等の公約を実現すべく、政党内で煙たがれるほど主張と実践を重ねているのを知り支援していました。政権交代で国民が民主党に託したことを大河原さんは誰よりも受け止めて、この6年間、国会議員という仕事を続けてきました。

 今回の大河原さん落選の原因をあれこれ考えてきました。
 民主党内でTPPに反対もしくは慎重に考える議員は、当時、170人もいました。大河原さんは「TPPを慎重に考える会」の事務局を担い、国民生活に及ぼす影響に関するシンポジウムや講演会を度々開いていました。私たちは大河原さんを地域にもっと引っ張り出すべきでした。先の選挙で108万票も取った大河原さんの顔を、実は地域では良く分かっていなかった。身近な国会議員を使いこなせなかった私の反省です。
 また、今回、民主党の公認候補となったすずきかんさんの選挙公約は、子ども手当てや高校無償化を中心に教育を掲げていましたが、有権者は、文科副大臣だった民主党の候補者に対して、公衆被曝線量を福島原発事故前の1㍉シーベルトに戻すとした約束を忘れてはいませんでした。原発に関する一言も公約に掲げず、子どもたちを被曝から守ることを発言しない民主党に対して、有権者の多くは完全に白けていました。原発利権に繋がる組織や団体と切れない民主党の姿を、自民党と同根、と見抜いていました。
 大河原まさこさんの今回の選挙の立ち位置は、公認を2日前に取り消されて「無所属」となったとしても、選挙期間中、民主党のダメさや内部分裂のヒドさを被ってしまい、完全な無所属ともなりきれず、厳しい立場でした。多くの市民の方に、残念でしたね、と声を掛けていただきました。同時に、これからどうするの? と聞かれます。大河原さんの今後に関しては、少し時間の後、皆さまに報告すると聞いています。

 地域で暮らし困難を抱える市民の声を国政に届ける大河原まさこ議員を失ったことは、非常に悔やまれます。しかし、今回惜しまれながら「退任」宣言した東海村の村上村長と同じく、市民の側に入って、人命軽視の政治のあり方を質し、それこそ大河原さんの目標とする「市民社会を強くする政治」に向けて、豊かな活動を拡げていきます。 元気に! そして笑顔で!