3.11後を振り返る―「みんなのアピール展」と「福島原発告訴・告発」

2012年11月3日 13時06分 | カテゴリー: 活動報告

 今年2012年もあと2ヶ月となりました。
慌ただしい中ではありますが、昨年3月11日の東日本大震災と福島原発事故後を振り返る、良い機会が2つありました。

 ひとつは、いま市内で行われている「みんなのアピール展」です。くにたち公民館ロビーに、いま、デモ・グッズ、脱原発ポスターの数々が展示されていて、パワーが溢れています。「デモ・グッズもアート」としたこの民意の表現の数々を前に、私は、“福島を決して忘れない”との気持ちでプラカードを掲げてまちを歩いた仲間を思い、また極めつけの風刺の利いたポスターやグッズ類に驚嘆の声を上げました。好評のピースウィーク・リーフレットの原画も展示されていました。女神さまが子どもと生き物を守ってくれている蒼が基調の美しい絵。ローソクの明かりが灯されて、その場がぽっと輝いています。まさに“平和”を感じさせる絵です。
 どんなに厳しい時代でも、それを生き抜いてきた術は、創造性あふれる知恵と言葉や美しい音楽、慣習を突き抜く笑いや歌にユーモア、そして時代を超えようとする作品や芸術です。市内の公民館ロビーで時間を過ごした私は、深く癒されて、明日を生きる力をもらったように感じました。
 「みんなのアピール展」は、10日(土)まで。忙中閑あり。少しの時間を作って、ぜひ出かけてみてください。詳細は、ブログ:「くにたちPEACE WEB」

 もうひとつは、武藤類子さんたちがすすめる「福島原発告訴・告発」への賛同です。
 東京電力の福島原発事故は、膨大な数の人々を被曝させ、国土を放射能で汚し、国中を不安に陥れました。民間・政府・国会での事故調査委員会が調査しましたが、特に被爆者・被災者の方々に報いるべく真っ当な責任追及と処罰がいまだ科されていないのが現状です。
 そのような中、自らも被災者である武藤さんたちが立ち上がり、今年6月11日に福島県民1,324名が集団で告訴。検察庁は、8月1日、ようやく告訴を受理し捜査に入ると表明。その後、福島県外に住む者たちが、この「告訴・告発」を後押しすることを目的に、全国規模の運動に広げられました。
 私も「福島原発告訴・告発」に賛同するに当たって、昨年の3月11日、どこで何をしていたか? どんな被害を被り、何を感じ、その後何をしてきたかなどを振り返ってみました。それを「陳述書」に記して、告訴賛同人になりました。10月末の〆切り時点で、目標とした賛同人数の1万人を超えたとの報告がありました。ひとまず良かった! ここからがスタートです。

 さて、浪費的ともいえるほど大消費地の東京にあって、私たちは、命と暮らしの源泉である食べ物や電気の生産のほとんどを福島と東北地方に押しつけて暮らしてきました。大きな犠牲と現在も続いている福島の被害と苦悩を思う時、今度こそ、暮らし全般を見直し、転換するしくみを地域から提案していきたいと、改めて思っています。