産廃業者リストの環境調査と監督体制の強化を求めました

2011年12月9日 20時45分 | カテゴリー: 活動報告

ただいま12月議会中〜一般質問より①

 今朝は冷たい霙が降りました。目下、市議会開催中で、私は、7日に一般質問を終えました。
 皆さんのまちにも、産業廃棄物処理施設はあると思います。国立市にある1つの産廃が大火事となり、そのことをきっかけに、今回質問に取り上げました。1ヶ月が経ちますが、原因はまだ不明とのことで、近隣住民の不安は募っています。ごみ処理をしている産廃業者は、地域で見守り、常に関係性を保っていることが大切との思いから、質問を組み立てました。

廃棄物業者処理施設リストの火災にみる環境調査と監督体制について
 11月8日におきた(株)リストの火災では、東京消防庁はポンプ車など約70台、ヘリコプター4機を出動させ、朝方まで消火活動が続きました。繰り返される爆発音と地響き、崩れ落ちる壁、ものすごい量の黒煙が立ちあがる状況が長く続き、市民の不安は高まりました。全国的に火災のニュースが配信される中、私が感じていたことは、ここ数年、リスト見学にも行っていなく、リストへの関心が薄れていたことの反省の気持ちでした。市内にある産業廃棄物処理施設(株)リストは、そのパンフレットにあるとおり、「多種多彩な廃棄物を処理する」業者です。そこが火災となれば、環境へ及ぼす悪影響は並大抵のものではないだろう、予測しました。近くに中学校もあり、住民も多く住んでいます。そこで以下、4つ質問をいたします。

(1)11月8日の火災時のダイオキシン濃度 
 他の議員からも同様の質問があり、当局からの答弁も出ています。ダイオキシンを含めての大気の環境調査は、環境基準を超える値ではなかったとのことでした。そこで、ご答弁にもありましたが、大気の環境調査地点が、リストから500mとたいへん離れた場所であり、そこでの測定を火災時の調査濃度と判断して良いとした理由と経過を含めてお答えください。

2)火災時に燃やされていた廃棄物と爆発原因について 
 この図(写真参照)をご覧いただきたいと思います。
 リストで燃やされているものは、汚泥などの廃化粧品類や廃油混合物、廃グリースなどの廃油、廃パチンコ台や自動車部品、解体系プラスチック類などの廃プラ、木、紙、繊維、廃食品類などの動植物残渣、金属くず、ガラスくず、陶磁器くず、そして医療系廃棄物の感染性産業廃棄物など有害物質を含む多種多彩なものが運ばれています。分別が徹底され、ルートを変えて処理された後、リストが持つ、40度に傾斜させた皿状の炉床を回転させることにより、廃棄物が炉床上でつねに移動・撹拌される、燃焼効率のきわめて高い「傾斜回転床炉」で燃やされています。
 新聞報道にあった立川署の発言に「1階の廃棄物破砕機に、河川から回収したごみを入れたら爆発した」との証言が載っていました。その破砕機は、この場所にあります。
 11月8日から今日でちょうど1ヶ月が経ちました。リストの敷地面積約4000㎡の内、半分の2000㎡が焼け落ちています。そこでは何が燃やされたのか把握していますか?幾度もあったといわれる爆発音の原因、河川から回収したごみとは何であったのかお答えください。

(3)自治体としての監督体制の構築について
 リスト建て替え時にも、何か問題がおきた場合の指導体制を、私たちはこれまで確認してきました。市としても指導もでき、住民からの質問を伝え、その公開を求めることもできるのは当然であります。火災以前の、リストと国立市との話し合いや監督体制は充分構築されていたでしょうか? 今後の体制はさらに強化したものであると考えますが、いかがお考えでしょう。

(4)リスト再建に当たってクリアすべき課題は何か
 リストは火災保険を掛けているから再建も簡単である、と言われてもいるそうですが、今回の大規模な火災が近隣住民へ与えた被害、また全市的に与えた不安は、この時点で再建を語るのは軽々にすぎると考えます。警察と消防庁による事故の調査、多摩環境事務所からの許可、さらに、国立市や東京都の都市計画審議会の議題に掛かるなど、リストが再建に向けて辿る諸々のプロセスと、市民へその結果を公開する方法など、今後の行程表を伺います。

<再質問>
Q1: まだ原因がわからないとのこと。消防庁が2度目の証拠を持ち帰ったとも聞いています。原因究明にこのように時間がかかっているのはなぜなのか?市としては、その遅れに対して、どのような対応を取っているのか伺います。
Q2:警察はいまだ調査中とのことだが、原因不明との状態に不安は募る。
高温で焼却できる炉を持っている場合、鉛やカドミウムなどの重金属類の有害物質が含まれている危険性がある。さらに、医療系廃棄物に、医療上使われる放射能を含んだ廃棄物はなかったのか、わかりますか?
Q3:生活者ネットでは、リスト建設時より、地域住民ともに見学会を続け、また事故などのトラブル、臭いや煙りの異常などの苦情がある度に、都議会でも質問を行ってきました。その際も提案してきたのですが、今回の大火災を受けて、地域住民あるいは広範な住民の安全・安心を再び得るためには、リストが公の場に出てきて発言することが必要と思います。
 リストは、大規模な建て替え時には、廃棄物処理法のミニアセスの発のケースとなり、事業者自らが周辺地域の生活環境に及ぼす影響を予測・調査し、東京都へ報告。それが公告・縦覧され、都はその後、市民や関係市の市長の意見書を受け付け、専門家に意見を聞く専門委員会を立川で開催しています。そういった経過を経て、リストは、地域における産業廃棄物処理業者としての信頼を得てきたわけです。
 提案となりますが、今回の火災を受けて、行政・事業者<リスト>・周辺住民がともに協議する場、ウオッチしていく機関としての<安全委員会>を設置していくなど、市としても出来る限りの対応を考えることが、いま必要と考えます。
 再建にあたって、とういうより再建の前に、国立市としては、市内にある産業廃棄物処理施設リストに対して、火災に関しての説明と再発防止に向けてクリアした点など、市民の信頼回復に向けての決意表明の場としても、この<安全委員会>の設置と開催を条件とする考えはないでしょうか?

※次回:市の回答を整理して掲載します。
また、市議会ホームページより、インターネット中継の録画(近日アップ)をご覧ください。