6年生の日光行き、場所の変更を要望

2011年9月7日 13時03分 | カテゴリー: くにたちの教育・生涯学習

一般質問からの報告その①

 5日に一般質問を終えましたので、順次、答弁と合わせてお伝えしていきます。

 国立・生活者ネットでは、放射線量が下がらない日光への移動教室に関して、6年生が日光へ行く前の6月6日、教育長・学校指導課長宛てに「要望書」を提出してきました。日光市の「観光安全宣言」に頼らず、子どもたちが行く場所を、市教委独自で測定するよう求めた要望書でした。

 その後、群馬大学の早川由起夫教授によって、3月15日の福島第一原発1、3,4号機の水素爆発と火災によって、日光市にも放射性物質が流れ込み毎時0.5マイクロシーベルト以上の汚染となっていたことが発表されています。日光は、白河や那須、いわき市と同じ0.5マイクロ以上の汚染になっています。
 
 日光市も、その後、小中学校の地上での空間線量を測定して公表をはじめています。高い所では、0.5マイクロシーベルト以上あります。現在、文部科学省は、子どもが学校等の校舎・校庭で学び・遊ぶ際の被曝限界値を、年間1ミリシーベルト以下に低減する方針を示していますが、年1ミリシーベルトは、1時間に換算すると約0.19マイクロシーベルトです。従って、日光の値は、子どもの被曝限界値を遙かに上回っていることになります。東京都の値は0.06〜0.08。日光が1ケタ高い放射線量の場所となっていることもわかります。
 以下に、主な質問と答えをお伝えします。

Q:東京より放射線量が明らかに高い地区へ滞在することは、教育的観点から見て問題がないのか?
A:来年度については、文科省及び都教委からの情報を元にしつつ、日光市の状況を継続的に把握しながら判断していきたい。しかし、多摩26市中15市が日光へ行っているが、まだ変更している市はない。
Q:来年度場所を変更する場合の課題と期限は?
A:①日光は、教育的側面から教育的価値の高い場所である。児童にとって教育的価値を十分検討したい。②宿泊の確保の困難さ。③団体列車の利用など費用を抑えてきた。費用が増える問題。④児童が6年生になったら日光にいくことができると思っている願いに応えられるか。
Q:これまで、日光は、児童にとってたくさんの利点があったことはわかった。野外体験を多く取り入れる移動教室だ。放射線量の問題は、やはり看過できない。移動教室として行く場所で、子どもたちが歴史や環境を体験的に学べる場、自然豊かな場所は、日光に限らずとも他にあるはず。
A:今年度実施後から、市教委では校長会とともに、これらのことの検討を始めている。状況が悪化した際に、市教委と校長会が協議の上、迅速に対応していく。 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
 傍聴に来てくださった方(教育に長く携わられた方)と、6年生の日光行きのことを話しました。その方は、状況は当分変わらない。候補地は、例えば鎌倉など、他にもあるのではないか。市教委の言う、子どもの願いに答えたいことも良くわかる。旅行代理店に相談して、早い段階で、他の候補地を当たったらどうか……、と。私も同感でした。
 放射能から、いま出来る限りのことをして、子どもは守りたい。そんな思いで一般質問を行いました。また、ご報告いたします。