国立駅周辺まちづくり会議の再開が待たれている

2011年7月14日 10時34分 | カテゴリー: 国立駅周辺のまちづくり

“まちと人がつながる、緑と文化のくにたち広場”を

 JR中央線の高架化に伴って、各市ごとに、駅周辺整備や高架下の有効活用の計画が市民とともにつくられています。
 6月の小金井市議会では、JRが東小金井駅高架下に「ラインモール」と称する広大な商業スペースを配置する計画を発表した件を含めて、審議は深夜まで及んだと聞いています。駅利用者の動線を誘導する西口改札も新たに設置するとの計画に対して、危機感を募らせた地元商店街は、議会とともに、JRに対して要望書をあげました。

 「ラインモール」や昨今流行の「エキナカ」ですが、何とも独占的で、閉じた感じのする言葉です。
 高架化工事のすすむ国立駅では、これまで、駅の中を通って、南北通行が行える通行証が発行されていました。しかし、この通行証を使って、例えば立川や三鷹、東京駅のエキナカまで買い物に出掛けるなど、不正な使い方をする人が絶えなかったと聞きます。JRとしては、痛し痒しの連続だったそうです。
*7/21〜国立駅に、南北仮通路が新たに出来ます。 

 ともかく、これからの駅周辺整備やまちづくりにおいては、鉄道会社であるJRとしては、地元自治体や住民、商店街とよくよく話し合うスタンスを取ることの方が賢明です。

 国立市では、一昨年2010年11月の「臨時市議会」開催の後、2011年秋の「駅周辺まちづくりシンポジウム〜市民の居場所としての駅周辺について考える」、そして12月に「基本計画」を策定してきました。多くの市民が、まちかどオープンハウスで駅周辺のことを語り合い、オープンなまちづくり会議や各部会に参加してきました。生活者ネットとしても、市財政における駅周辺まちづくりの予算の見通しに関して、「財政学習会」を連続企画するなど、特に昨年は、市民の皆さんとともに目まぐるしく活動してきました。

 今年度、市は、基本設計・実施設計に向けて稼働していきます。先日6日、公民館において、「国立駅周辺基本計画」に位置づけられている「都市計画道路3・4・10号線(南工区)」が東京都から事業認可されたことを受けて、市民説明会が開かれました。

 市長が新しく変わりましたが、行政の継続性は必要です。市長におかれては、これまで、くにたち市民が、商店街や地権者の方々とともにまちを歩き、話し合いを重ねてきた経過を知った上で、“まちと人がつながる、緑と文化のくにたち広場”の創設をキャッチフレーズとした一体的な都市デザインとしての「基本計画」をよくよく理解いただきたいと思います。
 そして、まずは、公募市民、駅周辺関連団体と学識からなるオープンな「まちづくり会議」を再開させましょう。空白期間を置くことは禁物です。JRを含め諸関連団体は、国立市の動きに必ずや注目しているはずです。