子宮頸がんワクチンを中学1年生から3回接種することについて

2011年3月1日 21時47分 | カテゴリー: ワーク・ライフ・バランス、女性としての健康

3月議会報告—一般質問より①

 3月弥生に入りました。三寒四温の毎日、春めいた陽に、冷たい風に、梅の香りが漂う季節です。
 さて、議会2日目(2/28)、私は、「市長の施政方針に対する会派代表質問」と「一般質問」の2つを行い、壇上に2回も上がりました。今日は、その中から、“子宮頸がんワクチン”についての質問と答弁を、急ぎお伝えしたいと思います。というもの、国立市でもワクチン接種が、4月から始まる予定だからです。
 
 質問づくりの間に、何人もの方から、現場の医師、特に女医さんたちが、子宮頸がんワクチン接種によって、ヒトパピローマウィルスに感染しないとの誤解を生まないよう気を配って欲しいと言っている、また、がん検診がさらに低下することを懸念している、と聞かされました。
 
 2009年、日本が認可したワクチン「サーバリックス」の資料を読んでみますと、「HPV(ヒトパピローマウィルス)16型及び18型感染に起因する子宮頸がんの予防」とあります。HPVは100種類くらいあって、日本での子宮頸がんに関連する発がん性HPVは、16型と18型の他、52型、58型、33型がハイリスクHPVと言われている中、ワクチン接種しても、約40%のウィルスには効果がありません。
 また「サーバリックス」資料に、「10歳以上の女性に注射する」とあります。このワクチンは、女性が性交渉からくる感染を予防するために打つわけですから、女の子が男性と性交渉を持つ前に接種すると効果的だ、ということになります。問題は簡単ではないと思い、質問を3つ用意しました。

Q1: 対象者や保護者への周知はできているか?
Q2: 養護教諭、内科、小児科への周知はできているか?
Q3:女性として健康な生活を送るための教育や検診に結びつけることが必要と思うがどうか

 市としては、委託先となる国立市医師会と協議中で、「予診票」や「要綱」の準備、養護教諭への説明、保護者への個別通知とリーフレットの準備中であることがわかりました。
 私からは、個別通知には、任意接種であること、ワクチンの限定的な効用と副反応について、また副反応が出た場合の措置について、出来る限り丁寧に伝えるよう、重ねて要望しました。 

 代表的な副反応には、局所の疼痛(腕の筋肉へ注射する)・疲労・筋痛・頭痛・下痢を含む胃腸症状・関節痛・ショックに加えて、ワクチン接種後に血管迷走神経反射として失神があらわれる場合があるので、接種後30分程度は被接種者の状態を観察することが望ましいとなっています。
 がん検診で一番効果があるのが、大腸がんと子宮頸がんです。それは直接、粘膜上皮細胞をとって、その変化が見られるからです。外国での検診率が90%ともいわれているなか、日本が20%をなかなか超えられないことに問題があり、検診を受けやすい体制をつくることが、もっとも大切と考えます。

 さて、私は、周りのお母さんたちと話をしました。誰もが、ワクチンの効用への疑問、また娘にどう伝えるべきか困惑していました。思春期の女の子が、親に話せないこともあるでしょう。子どもの相談は、何といっても中学校の養護教諭が頼みとなります。市としては、懸念される事態に対し、医師会・小児科・内科医師、学校関係者と連携の中、十分な学習と指導をお願いし、特に20歳からのがん検診につなげる工夫、検診を受けやすい体制づくりをさらにすすめるよう、強く要望しました。

 ★お薦めのリーフレット→特定非営利活動法人 日本消費者連盟