さかなクンの発見!と「総合的な学習の時間」について

2010年12月21日 22時39分 | カテゴリー: くにたちの教育・生涯学習

12月議会・一般質問より③

 今年2010年の市議会が、昨日終わりました。今年も“走りながら考える型”で毎日を過ごしてきた感じですが、市民にとって大事なことを優先して、生活者ネットで討議しつつ提案をしてまいりました。情報は出来る限りタイムリーにお伝えしていきますので、どうぞ、いつでもご意見をお寄せいただきたいと思います。

 さて、政治的にも社会情勢的にも暗いニュースが続きますが、さかなクンが“くにます”を発見したとの楽しいニュースには、家族みなで大注目しました。さかなクンといえば、かつて「TVチャンピョン」の魚通(さかなつう)選手権で連勝しつづけ、いつもフグのかぶり物を付けている天然キャラ…、といっても今では、東京海洋大学客員准教授。イラストレーターでもあるさかなクンが、山梨県の西湖から取り寄せた魚を描いていたところ、これは絶滅種「くにます」ではないかと気付き、専門家に聞いていった……。淡水魚くにますは、ヒメマスより色が黒っぽく、エラや消化器官の構造も異なるそうですが、この「気付き」が素晴らしいと思いました。戦前まで、秋田県田沢湖に棲息していたくにますは、強酸性の水が入ったため、死滅したとされていたので、70年振りの発見だったそうです。さかなクンが、「二度と滅ぼすことがないように自然、生き物の尊さをしっかり考えていきたい」と語っていたことが、心に残りました。

 私は、12月議会・一般質問で、小中学校で行われている「総合的な学習の時間」を取り上げましたが、ここで目標とされている身近な暮らしの中からの気付きと交流、そして体得していくあり方は、さかなクンの発見に凝集されていたように思います。
 今年、国立の公立小学校では、「高齢者」と「障がい者」を主なテーマにして、交流を含めて、ともに生きていく上で、自分にできることを考える授業がすすめられていました。また中学校では、幼稚園や保育園への職場体験、地域での職場体験、農業体験を行い、社会との関わりの中で自分を活かしていくことの学習がめざされていました。私も、公開授業を参観しましたが、国語や社会、理科などの各学科を“総合”していく時間は、先生も子どもたちも、発言や活躍の場も多く、生き生きとしているように見受けられました。人との交わり、コミュニケーションが薄れていると言われる昨今、貴重な学習の時間であると思います。

 一般質問の準備をしている中で、昨年2009年、文科省が把握している児童生徒の自殺が165人にもあったことを知りました。先日も、群馬県桐生市の小学6年生が、いじめも要因となって自らの命を絶っています。こういった報道に接する度に、家庭でもそうですが、学校では、どういった形でクラスなどで取り上げているのか、とても気になるところです。子どもの年齢にも寄るでしょうが、話す際に、先生の力量に任されている部分が非常に大きいと思います。「総合的な学習の時間」の基礎には、ともに生きる仲間、ともに作り上げていく社会が前提になっています。子どもたちに、命や人権の大切さ、尊さについて、今後も「総合的な学習の時間」を積極的に活用することで、きちんと伝えていって欲しいことを、私からもお願いしました。