国立シンフォニカー誕生に、ブラボー!

2010年10月29日 19時29分 | カテゴリー: 音楽・映画など趣味

身近に音楽を楽しみたい

 今年2010年は、ショパンとシューマンの生誕200年です。1810年生まれの2人の作曲家の作品を、今年どこかで、お聴きになりましたか?

 私は、10月11日に、和波孝禧(たかよし)さんのアフタヌーンコンサートで、ロマンティックで奥深いシューマン、それに華やかな技巧が繰り広げられるチェロとピアノのショパンを聴く機会に恵まれました。

 また先日24日は、一橋大学・兼松講堂で、「国立シンフォニカー創立記念コンサート」でシューマンを、またシューマンから深く影響を受けたブラームスの交響曲を聴きました。兼松講堂は、一橋大卒の指揮者・宮城敬雄(みやぎゆき)氏のもとに結集・新生されたオーケストラを聴きに集まった人々で、熱気に溢れていました。ドイツ・バイエルンから来日したオリビエ・トリエンドル氏による、シューマンの「ピアノ協奏曲イ短調」。そしてオーケストラによるブラームスの「交響曲第1番ハ短調」。
 ブラームスの「交響曲1番」は、シューマンの死に打撃を受けたかのように、悲劇的に重く響き出します。14年かけて作曲されたそうで、悲劇的なトーンは、次第にオーボエやフルート、クラリネット、ホルンなど木管楽器による美しい主題に変わり、喜びに満ちたフィナーレを飾る感動の作品となっています。

 19世紀を生きたショパンやシューマン、ブラームスには、伝統的な形式を打ち破ろうとする作風がみられるといわれています。時代も、ウィーン体制が崩壊していく1848年の革命がヨーロッパ中に広がっていく激動の時代です。音楽には、新たな時代への転換を模索する人々の生きようが凝縮しているように感じられ、私たちの感動を呼びます。

 “国立シンフォニカー”オーケストラは、今後、国立市を中心としてクラッシック音楽の普及をめざして、兼松講堂を舞台にオーケストラの醍醐味を提供していくことで、地域文化に貢献しようとするプロ集団であるとのことです。地域に音楽があることは、まさに文化であり、市民にとって幸甚この上ないことです。

 11月28日には、今年4回目となる“国立パワージャズ2010”が同じ兼松講堂であります。この日は、国立のまちがジャズに染まる日! 今の音楽を、ともに体感しましょう。