児童虐待のないまちをつくるために

2010年10月1日 15時20分 | カテゴリー: 活動報告

6月議会・一般質問〜その①

 児童虐待による悲惨な事件が後を絶ちません。
 今年1月、江戸川区で、両親による虐待で小学校1年生が亡くなりました。今、裁判員制度のもとで公判が開かれているところですが、「しつけ」と、子どもの命を途絶えさせてしまうほどの「虐待」との境が分からない大人が増えています。2009年度、全国の児童相談所で対応したのは、4万4210件で、10年前のほぼ4倍になったとの報道がありました。社会的環境の悪化、経済的な厳しさもあるでしょう。余裕の無い大人たちの中で、誰よりも、子どもたちが生きづらさを感じている現実に、向き合わなければなりません。
 私は、9月の一般質問で、産後うつ症に対する市の態勢について取り上げました。
 産婦人科医によると、産後うつは、5人に1人くらい、つまり20%台に増えているとも言われていて、妊娠後の女性ホルモンの変化により心の面へ影響が及んでいるようです。気づかない内に産後うつ症状となり、乳児や児童を虐待してしまっているケースを、身近にいる人が気づいてフォローする必要があります。
 国立市では、保健センターにおいて、出産前から出産後にかけて産婦検診と赤ちゃん検診、きめ細かな訪問体制、育児相談も月1回開かれています。また、「産後うつ支援事業」としては、心理相談員による「ママ相談」が、保健センターでおこなわれています。悩みを抱えないで、気軽に、相談にいってみてはどうでしょう。※相談は要予約。予約は保健センター(572-6111)  育児に関する相談は→http://www.city.kunitachi.tokyo.jp/kosodate/ikuji/003432.html
 国立市では、2008年、保健センターで、「心の健康づくり」として、精神科医師を招いて、医師会医師を対象に「うつ病検診におけるかかりつけ医師の役割」などの講演会も自主的に開いてきています。こういった講演会から得たノウハウは、保健師、助産師、栄養士も学ぶことが大切です。市の保健士さんたちは、東京都が実施している精神保健に関する研修「心が安らぐ睡眠のとり方」「ストレス対処」「ゲートキーパー指導者養成講座(自殺予防研修)」などにも参加していることを確認しました。
 虐待や自殺など一人たりとも出さないまちのためには、さまざまなネットワークをフル活動させることが必要です。保健士と精神科医師との連携、市の保健センターと地域の民生委員さん、児童委員さんとの連携。市と児童相談所の児童福祉司との密なる連携などなどです。24時間態勢でも漏れが出る場合があると聞きます。それは、市民同士のつながり、日頃からの声掛けや思いやりでカバーしていきたいものです。