“予算立て”—涙ぐましい地方自治体の努力!!

2010年3月12日 19時19分 | カテゴリー: 活動報告

3月議会報告その②

 2月26日から始まっている第1回定例市議会ですが、昨日、4日間の予算特別委員会が終わり、2010年度予算案が賛成多数で無事に可決したことを、まずご報告いたします。
 国立駅周辺まちづくり基本設計等事業、矢川駅バリアフリー化事業、夜間24時間対応ホームヘルパー拡充事業、都市農業保全事業、保育園・小中学校耐震補強事業など、一つとして欠かすことのできない大切な予算が含まれていたので、ともかくひと安心しています。委員会での賛否は、以下の通りです。
 
賛成:生活者ネット(3人)、みどり(1人)、自民党新生会(4人)、公明党(4人)、明政会(2人)、つむぎの会(1人)、政和会(1人) 計16名
反対:共産党(2人)、民主党(2人)、社民党(1人)、こぶしの木(1人) 計6人 
(*共産党・小沢議員は予特委員長、また高原議員は議長で、賛否に入らず)

 予算に反対した会派の主な理由は、国立駅周辺整備事業と都計道3・4・10号線延伸の築造に反対のためと聞いています。地方議会にいわゆる「与党野党」というのは無いのでしょうが、今予算の賛否は、特に、是々非々の形になったのが特徴です。
 
 昨年、国立市議会は“予算審議をせず予算を可決させた”、という前代未聞の事態でした(都計道3・4・10号線の早期着手、保育園民営化問題などがありました)。市民の方から、予算審議なしについて、多くのご批判があったと思います。今年の審議を通しても、予算化されている事業をひとつひとつ当局に確認する作業は、議員・議会の最低の責任と痛感しています。

 さて、国立市の今年度の予算案です(単位:百万)。
◆一般会計:255億9400万円(昨年に比べて8.3%増)
◆特別会計:408億1900万円(〃5%増)

 一般会計“増”の要因は、4月から開始予定の「子ども手当」、生活保護費の増、矢川駅バリアフリー化があります。国立市の市債依存度は、7.7%(国の国債依存度48%)。歳入の約半分強を占める市税は、昨年より約1億円の減(−0.7%)となり、厳しい経済状況が反映しています。

 国立市は、各会派へ説明に入る2月上旬ぎりぎりまで、国庫補助金の確保や都予算の影響の未調整部分を残しつつも、「収支の帯を結ぶ」ための努力がなされてきました。
◆特別会計への一般会計からの繰出し金—国民健康保険会計へ約11億円、下水道へ約15億円、介護保険へ約7億円、などがある中、
◆赤字を補填するための借金「臨時財政対策債」約10億円(法律上2018年まで延長に)◆「財政調整基金」2億1900万円 ◆「財政健全化方策による収支改善策」による財源捻出2億4800万円(当初予算に含む)
それらのことによって、どうにか収支均衡が図られたのが今年度の予算です。

 「経常経費」と「特別会計予算」が地方自治体を圧迫し、どの自治体においても地域の実態の沿った政策事業を思うように行えないのが実状だと思います。本来の地域主権は、今のままでは、財政的に到底不可能と思われます。国には、地域の実状をつぶさに知ってもらわなくてはなりません。

 予算案の最終的な成立は3月24日の本会議となります。来週15日からは各常任委員会での審査が始まります。月曜日は総務文教委員会です。ぜひ傍聴にお出かけください。