機を生かしたい国立市の駅前整備計画

2010年1月15日 16時53分 | カテゴリー: 活動報告

「駅周辺まちづくり基本計画」報告会に出て

 昨夜の報告会は、平日の寒い夜にもかかわらず会場はけっこう埋まっていました。刷新された映写(パワーポイント)による内容説明、新しい冊子が添付されるなど、市側の熱意を感じました。体育館・公民館・北市民プラザでの報告会はすでに終わりましたが、今晩から週末にかけて報告会は続きます。
 ◆15日(金)午後7〜9時 南市民プラザ多目的ホール
 ◆16日(土)午前10〜12時 市民総合体育館2F会議室
 ◆17日(日)午前10〜12時 東地域防災センター2F視聴覚室
 

 報告は、3つに分けて行われました。1.経過/2.基本計画の説明/3.課題。
 質疑応答の時間も1時間ほどあり、たくさんの方が意見を述べられました。タクシー事業を営む方から駅前ロータリーの渋滞事情についての率直な感想、また、道路築造により立ち退きを経験したことのある方、障がいをもち車椅子を利用されている方、北に出来る測道近くに住む方、不況と市財政の厳しさから、財政面でのさらなる説明を求める発言が続きました。ひとつひとつに対して、市としては、JRや東京都、また各関係機関との交渉を続ける中、今後も、市民に対して出来る限りていねいな説明が必要と思います。
 
 一方、「赤い三角屋根の駅舎」だけ残せばいい、また図書館だけつくればいいといった発言に対して、そう単純ではない点は、市民の中で徐々に理解されたように感じました。
 今回のJR高架化事業に伴う駅周辺整備には、最低限避けられない事業というのがあります。■国立市土地開発公社の土地の買い戻し ■高架下の駐輪場の整備 など
事業をどのように選択するかでも異なりますが、これらの事業費は約73億円。補助金を除いた国立市の負担分は約49億円。全事業費から補助金を除いた額が、現在約66億と算出されていますから、大半が上の2事業に掛る経費ということになります。

 また、計画は、今のうちから着実にすすめるべきである点も、市民の中に浸透してきたように感じました。
 駐輪場の整備や複合施設内整備など、具体的には高架化終了後の2014(H26)年着工予定となっていますが、市としては、市民や関係者と協議しつつ、この機を生かして、先行的に事業計画策定・基本設計・実施設計を立てる必要があります。そうでなければ「個別に事業がすすめられ、統一感のない散発的な特徴のない駅前になってしまう」「くにたちらしい景観は保たれない」との説明に、多くの参加者が頷いていられました。

 報告会に参加して私は、車椅子で参加された障がいをお持ちの方の言葉が深く心に残りました。「わたしたちが駅前に気楽に出て行きたいと思うような魅力ある空間をつくってほしい」。
 さて、私たちは、学園都市草創期のように誰もが集える公共空間を、21世紀のこれから、取り戻す=創りだしていくことになります。