マスコミにはタブーがある??

2009年11月6日 16時26分 | カテゴリー: 活動報告

八ッ場ダムの報道を通して考えたこと

 前原国土交通大臣が、八ッ場ダム中止の方針を打ち出したのは、民主党が政権を担当してまもなくのことでした。国民が選んだ次期政権の“マニュフェスト”に掲げられていた政策であり、無駄な公共事業のトップにあったものです。
 生活者ネットも、これまで、地下水を守る立場から、このダム建設中止を求める市民団体とともに活動を続けてきました。今配布しているレポート「生活者ネットくにたち」の1面に取り上げていますが、関わってきた住民訴訟も5年の長きに及んでいます。

 今でこそ、連日のごとく、マスコミや大新聞で八ッ場ダムの記事が載っていますが、これまでの間ずっと、「八ッ場ダム」の「やんば」の字を見つけるのは至難の業でした。情報公開&掲載禁止令でも発令されているのかと感じたほどでした。

 しかし、建設中止が発表された後も、基本的な情報として、
●そもそも八ッ場ダムはなぜ計画されたのか
●工事現場の映像に出てくる巨大な建設物は、実はダム本体工事ではない
●7割完成したのではなく、当初事業費の7割を使った
●工事を中止した方が費用は安くすむ可能性が高い
などが紙面に解説として出されたのは、10月も終わりになる頃でした(朝日新聞)。
とても遅かった!

 先日、池上彰さんが、新聞社の情報提供の遅さを的確に指摘していて、胸がスーッとしました。
 マスコミや新聞には、まだまだタブーがあるのかと思います。しかしながら、マスコミの存在が、多くの市民にとって、情報を得て、判断を持つための源泉となっている現状を鑑みるとき、マスコミが早くタブーから解放されることを願わざるをえません。
そして、マスコミのあり方に対しても、積極的に発言していきたいと思っています。

☆写真 「くにたち市民の声」意見箱を設置:市民協働推進課市民協働推進係