国立市議会、補正予算7億円を否決

2009年9月29日 10時28分 | カテゴリー: 活動報告

市民へのダメージは計り知れない

 9月18日の市議会・最終本会議から10日が経ちました。
 実は今回、4億2千万円もの国の「交付金・補助金」を含んだ補正予算が市議会で否決され、市にはこの予算が交付されないという状況にあります。この財源は、麻生政権が成立させた15兆円の補正予算が地域に降りてきたもので、解散総選挙を睨んだ「集票」の意味合いが強いものですが、ともかく、財政厳しい地方自治体にあっては、教育環境整備・介護予防・しょうがいしゃ支援、また防災対策やセーフティーネット事業にも当てたい予算として提案されていました。
 市議会の否決によって、市の意志として4億2千万を「いらない」と表明することのダメージは、国立市民にとって計り知れません。民主党政権となったいま、交付金などは「知った事じゃない」、「凍結されるのだろう」とする投げやりな態度は、市議会議員としてあまりに無責任です。他の市区町村では、基礎自治体で使われる予算は最優先にすべきと要望を上げているほどで、国立市のように前もって「否決」した自治体があるとは聞いていません。関口市長への嫌がらせにしては、市民へのダメージが大きすぎます。
●反対—自民党新政会/公明党/明政会/つむぎの会/こぶしの木/政和会
●賛成—生活者ネット/民主党/社民党・みどり/日本共産党
(但し、日本共産党「修正案」提出−「国立駅周辺まちづくり推進支援業務委託」を削除)
 
 さらに今回の補正予算には、
◆大至急の措置が必要な「義務的・準義務的な事業」予算—約1億5200万円
過誤納還付金/生活保護事業/長寿慶祝事業/母子生活支援施設入所措置/助産施設入所措置/高齢者配食サービス/保育室運営費/自転車駐車場管理システムほか
◆出来る限り早い予算化が必要な「任意事業」予算—約1億3600万円
委員会室ワイヤレスマイク購入/学童保育所維持管理関係事業/財政調整基金積立金など

 市政運営において、そして何よりも市民が不利益を被らないためにも、9月中に「臨時議会」を開く必要があることは明らかです。「反対」した議員は、共産党の「修正案」には乗りたくない(=一緒と思われたくない)ことから、元も子もなく「全額否決」してしまった責任を、早々に取るべきと考えます。
 このような「暴挙」は、市民は市議会など見ていないと、不遜にもやりたい放題をやっているとしか思えません。そうであれば、ひどいしっぺ返しを喰らうでしょう。国政と都政でおきた大きな変化がその結果です。市民は、いま、議員の行動や発言をしっかり見ている、と思います。
 9月も残すところあと2日。「反対」した議員の中からも「臨時議会」開催を望む声があると聞いています。超党派で開催に向け努力していきたいと思います。