「緑川上部道路」を相互通行にする??

2009年9月25日 17時30分 | カテゴリー: 活動報告

市議会は“住民合意”を尊重すべき

 
 
 最終本会議の報告を続けます。今回は、青柳地域に築造された通称「緑川上部道路」に関して、相互通行を求めた「陳情」について、議会の下した決定についてです。
 本議会では「採択」が多数を占めました。がしかし、これまでの経過からして、この決定が、住民主体ですすめてきた青柳地域の多くの方にとって、混乱の火だねとなるのではないかと危惧します。まず、各会派が下した態度表明は、……
●「採択」—自民党新政会(4名)・公明党(4名)・明政会(2名)・つむぎの会(1名)・政和会(1名)、計12名
●「不採択」—生活者ネット(3名)・社民党・みどり(2名)・こぶしの木(1名)、計6名
●「趣旨採択」—共産党(3名)
●「継続審議」—民主党(1名/「委員会」で「採択」とした議員は、本会議で「退席」)
 ご覧のとおり、判断がバラけています。
 付託先の「建設環境委員会」では「採択」となり、それを知った当該地域の他の住民が驚き、即座に、これまでの「住民合意を尊重して欲しいとの要望書」を市長宛てに提出(計4名で提出)、「要望書」は各議員にも配付されました。「要望書」を通して、地域住民の皆さんが「相互通行」を望んでいるのではないことが分かり、議会で判断を下す難しさを、各議員があらためて思い至ったことになります。
 当該道路は、現在、抜け道としての車を規制するため、国道交差点は流出の「一方通行」として、また路上駐車できないように配慮した道路になっています。重要な点は、この形態が、市を介しての「住民合意」として決定されてきたことです。さらに、2005年の第4回説明会において(11/18)、「社会情勢の変化やハケ上沿いの道路が整備され、相互通行の強い要望があったときは、説明会を開催し合意を得てから実施する」との確認もなされています。 
 「緑川上部道路」は幅員16m、歩道は両側3mとなっていて、相互通行を可能とする道路であることも確かですが、「住民合意」に条件が付いているとおり、南側のハケ上沿いの道路拡幅がなされない限り、国道20号線(甲州街道)から流入してくる車が立ち往生し、近隣地域に危険な状況を生み出すことは目に見えています。「緑川上部道路」西側の「クランク通り」ですが、甲州街道から入り込んだ大型トラック車が、クランクで曲がることができず、そのままバックして甲州街道に戻っていく光景に何度も出くわしています。
 さて国立市議会は、「相互通行」を望む陳情を、結果的に「採択」としています。しかしながら、今回は、一方の声に荷担することなく、「住民合意」に沿った判断を取ることが、結果的に、今後の青柳地域の環境整備の行方にとって最も良い立場であったのではないか、と強く感じています。