平田オリザさんからのメッセージ

2009年5月1日 17時07分 | カテゴリー: 活動報告

生活者の輪番でよりよい民主主義を

風薫る五月を迎えました。皆さまはいかが連休を過ごされるでしょう。 

ところで先日、29日の新聞に、「政治家を演じる」という、特に私たち議員にとっては気になる寄稿文が載っていました。投稿者は、「青年団」率いる劇作家・演出家の平田オリザさんです。紙面いっぱいの長めの寄稿文でしたが、さすがに言葉の名手です。読ませられ、考えさせられ、元気付けられました。
 
例えば子どもとの関係について平田さんは、子どもに「演じなくていいよ。本当の自分を見つけなさい」という大人の欺瞞について触れ、私たちは「いい子を演じるのに疲れない」タフな子どもに育てなければならない、と言います。確かに大人の私たちは、様々な役割を引き受けながら(私の場合だと母親・妻・娘・市議・消費者・自治会委員・市民活動メンバー・学童役員・友人など)、どうにか人生の時間を前に進めています。子どもにだけ「本当の自分を見つけろ」と迫るのでは、現実的ではないかもしれません。
 
今度は平田さんの投稿文の本題である、“政治”への提案を引用してみます。
 
…国会が、政府が、東京がすべてを決めるいまのシステムでは、改革は難しいのかもしれない。大胆に地方分権をし、市議会や知事レベルは、2期、3期程度で任期の制限を設けて、いまの小ボスの集まりのような地方議会と、その積み上げの上での国会という構図自体を変えるべきなのだろう…(普通の生活者が)政治家という役割を交代できちんと演じ合う習慣を、時間をかけてつくっていく以外、日本によりましな民主主義が育つ可能性は少ないように思う。…… 

少なくとも半年後には総選挙があり、2ヵ月後の7月12日には、都議会の選挙が予定されています。国レベルでは「政権交代」によって、より民意を反映した政治の回復が望まれていますし、地方自治体レベルでは、平田さんの提案の通り、交代制(ローテーション)により新たな市民が政治参画して議会のマンネリ化を防ぎ、また生活者・消費者の視点、社会活動の実績・専門を生かした提案を行政に行っていくことが、強く求められていると考えます。
 
生活者ネットワークのルールにも、「議員の交代制」あります。国立・国分寺の地域では、これまでの24年間(四半世紀に近い!)、普通の市民が、地域で学びながら、最長でも3期12年間、議員としての役割を懸命に果たす活動をすすめてきました。交代制だからこそ、「世襲」や「特権」とも無縁であり得たのだと思います。
 
さて、私たちは、平田オリザさんからのメーセージを真に受けて、これからも、地域での活動をきちんと(タフに!)すすめていきたいと思っています。ぜひご意見をお寄せください。