貯金崩し・市債発行での新年度予算案

2009年3月14日 20時51分 | カテゴリー: 活動報告

次世代に負担を残さないために

 国立市には334億円(2007年度)もの借金があります。一般会計の財政規模が約240億円ですから、借金が、1年分の予算を大きく上回る額あるということになります。10年前には406億円あった借金を、前上原市政で50億円減らしてきましたが、国の三位一体改革は名ばかりで税源移譲がなく、さらに地方交付税は4年間で14億円の減収。
 国立市の市税前年度比はマイナス0.6%で、減少額は比較的少なく留まったことがわかります。しかし、財政調整基金の取り崩し1億5000万円、市債発行額16億1800万円。市財政の厳しさは底を付いてきた感がします。国立市も毎年10億円の不足が見込まれます。
2009年度予算案は、そのような中でも、次の点にポイントが置かれて事業展開されます。

◆高齢者・しょうがいしゃ・子ども・妊婦らに配慮
 ホームヘルパー発掘講座と養成事業/ローカウンター設置/妊婦健康診査充実/
病児・病後時保育事業/小・中学校耐震補強と大規模改修/学童保育施設整備ほか

◆災害対策・基盤整備など市民の安全
 ハケ上道路整備/城山南地区区画整理支援/防災情報ブック配布/高齢者住宅用火災報知器設置助成/家具転倒防止危惧助成ほか

◆情報公開
 本議会インターネット中継システム整備

 関口市政予算案では、特に上の中でも、「小・中学校耐震補強と大規模改修」に予算を割き、何よりも子どもたちの教育整備を急ぐ内容となっています。
 ところで、2月末日の朝日新聞多摩版に、「不況 多摩の自治体悲鳴」との記事があり、多摩住民自治研究所の大和田副理事長のコメントが、印象的でした。

…この危機に対応できるか否かは、予算が、長期の基本構想・計画の中で財政についてきちんと裏打ちされているか否かで差が出る。場当たり的な事業をしているところほど、今後も厳しさが表れてくるだろう。……

 国立市では、1月20日の市報で、市の今後10年の収支見通しと事業計画を示し、さらに財政健全化の方策(案)を掲載して、市民説明会の開催とともに、ご意見を寄せていただくようお知らせしました。税金の使い途に鋭い視線を投げかける市民へ、市の財政状況を示し、今後もオープンに議論を深めていただき、将来世代にこれ以上負担を残さない方策を出し合い、特に現役世代が、ひとりひとりの立場で出来るだけのことをしていく時代に突入した、と深く実感しています。<次回は一般質問要旨を掲載します。>