学校給食の米・有機農業モデル事業

2008年6月17日 12時38分 | カテゴリー: 国立市議会

一般質問と答弁—その③

 田や畑は、どこも大忙しの先週末だったようです。私も、山梨に梅もぎへ、そして国立の「われら稲作人」の水田で田植えをしました。ここでの米作りに、今年は90名もの親子が参加しています。郷土文化館、農業委員、暮らしを記録する会のおおぜいの皆さんに、1年間お世話になります。この日も、賑やかに田植えが終わり、お昼には、古民家の土間で炊いた“お赤飯”が振る舞われました。今年の豊作を祈りつつ、いただきました。
さて、国立市では、「米飯を委託していく」提案がなされてきました。昨年は、小学校の米のほぼ100%を、地域の米屋から学校給食会へ切り替えて購入。保護者へもきちんと伝達されていなかったこの転換の先には、パンと同じように、(財)東京都学校給食会と契約を結び、ご飯として炊きあがった状態で持ってきてもらう米飯委託が続いてしまいそうです。
そこで私の今議会での提案は、食育と地産地消の観点から、まず委託ありきではなく、地域で取り組める豊かな施策としての「自校炊飯」でした。各校に2〜3名配置されている(主にお母さんたち)配膳員さんとの連携が取れれば、より良い試みだと思います。
「食育のまちづくり条例」を作った高知県南国市では、13校1園において、地元でとれた米を使って自校炊飯をスタートさせています。担当職員の方に伺ったところ、家庭用の炊飯器のため、導入コストは業務用炊飯器に比べれば非常に安価だった。電源の工事費を含め導入費は13小学校分で3000万円(1釜約17人分、1クラス2台の割合、1校12台)と、初期投資はかかったが、米飯委託の場合に比べ、3〜4年で、支出は逆転し元は取れる、とのことでした。
一方、国立市では、「有機農業推進モデル事業」が今年度から始まっています。前回のHPで、慣れない手つきで田を耕す私の写真を1枚載せましたが、産業振興課が音頭を取り、地元の有機農業家の指導のもと、国立インターチェンジ近くで、粟(あわ)・黍(きび)・ごま・大豆などを植えました。今後、大豆などは地域の豆腐屋に持ち込んで豆腐にしてもらうなど、地域循環をつくっていきます。
 地場野菜の学校給食への導入は、NPOが仲介役を果たすことで、国立市でも年々すすむようになってきました(現在17%)。やはり、食べ物は、生産者と消費者ができるだけ顔の見える間柄でいるのが安全性の面からも環境面からも良いことは言うまでもありません。いくらでも豊かな施策に展開でき、そして皆が健康で笑顔になるしくみを、“食”を通じてつくっていきたいものです。