石油からつくられる合成洗剤を使うの?

2007年11月22日 17時42分 | カテゴリー: 活動報告

くにたちの公共施設の状況

 友人から、「手作り石けん」をプレゼントされました。花型のもの、カメや鯨など動物の型抜きのもの…。廃食用油からつくるそうです。先日も、沖縄の手作り石けんを頂いたばかりで、手洗い場や台所、お風呂などで使い、さらに、玄関にも置いて楽しんでいます。
 9月議会・決算特別委員会で、生活者ネットは、保育園や学校など「公共施設の石けん使用」について資料請求をしました。33施設で使っている石けん・洗剤名が示され、さらに成分が細かく載せてある内容です。9パージに亘る貴重な資料となり、担当課はよく調べてくれました。使用状況の結果は、どこでも“石けんと合成洗剤が併用されている”という内容となっていました。学童をはじめ、給食センター、保健センター、子ども家庭支援センターでも合成洗剤が使われていました。
 合成洗剤とは、第1次大戦中、本来石けんの原料である天然の油が不足したドイツにおいて、「石油」からつくることに成功したのが始まりだそうです。人類の永い永い歴史の中で使われてきた石けんに取って変わって、20世紀に入って、洗濯機の普及とともに、石油由来の合成洗剤が使われ始めたことになります。石油からつくられた成分で衣服や皿を洗って、それを水に流す。これでは、水が汚染され、そこに生きる小動物が棲息できない環境を加速させてしまいます。合成洗剤=界面活性剤入りの「ハミガキ」を使って、糸ミミズを観察すると、20分後には殆どの糸ミミズは死んでしまいます。赤ちゃんのおむつかぶれやお母さんの手荒れ、このような皮膚炎に止まらず、体の中にしみこんで癌の進行を早める、遺伝子に影響を与えるとも言われています。毎日の便利な暮らしの裏面で進行している被害を、つくづく思い知らされます。それにしても、合成洗剤はちまたに溢れかえっています。我が家でも意識しているものの、コンタクトレンズの洗浄剤の成分をふと見ると、界面活性剤入り合成洗剤!とあります。
 国立市では、施設の物品購入を「会計課」が一括管理・購入しています。石けん・洗剤に関して、環境への配慮から、ぜひ成分の検討をお願いしたい、「石けん使用を!」、と私は伝えました。会計管理者から、来年度に向けて検討するとの答えをもらっています。水を汚さない環境保全に取り組むくにたち市として、まず、全施設で合成洗剤は使わない、という姿勢をしっかりもって欲しいものです。