学校給食は“心も耕す”

2007年7月20日 15時21分 | カテゴリー: 活動報告

「今日の献立はビビンバです。韓国ではピビンパと言い、ピビン=混ぜる、パ(ッ)=ご飯という意味だそうです。よくかき混ぜて食べてください。」
これは、先日の授業参観日に、教室の壁に見つけた説明書きです。色とりどりのイラスト画とともに張り出されていて、韓国料理好きな私は、この説明にいたく歓心し、さらにのどをゴクリといわせていました。昨今はやりの「食育」も、料理を通して他国の言葉を知るきっかけになれば、すばらしいですね。
子どもたちが毎日食べる学校給食。当然ながら、午前と午後の授業の間にあって、子どもには、空いたお腹を満たしながら、わいわいがやがや、息抜きができる大切な時間です。ぜひ、子どもたちが、食べることの大切さを感じられるような時間にして欲しいと思います。
国立市では、現在、地場野菜の約8品目が給食へ取り入れられ、二日に1回は必ず献立に使われるようになりました。市内10軒の農家の協力、そして流通はNPO地域自給くにたちが担当しています。この連携も、子どもたちに美味しい野菜を食べさせたいと頑張っていてくださる地域の皆さんがいらしてこそ出来ることですね。
群馬県高崎市(合併前)では、53校すべての小中学校・幼稚園・養護学校で自校方式で給食をつくっています。「学校給食は教育の一環」であるという明確な姿勢を貫いているとのこと。教育委員会・栄養士・調理師、地元生産者、保護者、そして議会が一体となって、子どもたちに食べることの大切さを知ってもらう努力をしています。栄養士さんが教室を廻って、「今日の煮物は食感を活かすために、里芋も人参も別々に煮てから合わせています」などと話しているそうです。
子どもたちへのこのようなキメ細やで愛情ある接し方は、給食を、例えば民間へ委託してしまってはできないし、給食を教育に活かす態度は守れません。
国立市は、センター方式により、小中学校の給食を一カ所で調理し、配送していますが、給食センターも築40年となり、老朽化が問題となっています。この機会に、地域・保護者の理解と協力を得て、モデル校により自校方式をすすめてみるなど、このまちらしい豊かな学校給食を展開していってはどうでしょう。真剣に考える時にきています。