「軍の強制」消える教科書

2007年5月18日 17時43分 | カテゴリー: 活動報告

 この間、とても気になっていたことがあります。
 15年戦争の最後、沖縄で起きた「集団自決」をめぐり、高校教科書の検定で「日本軍の強制」が修正されました。来春から使われる日本史の教科書から、とうとう「軍の強制」の記述が消されていく事態にあるということです。
 先日、全国紙に珍しく、丁寧な証言を取材した記事が載っていました。集団自決が迫られたと言われている、慶良間諸島に生き残っていらっしゃる70代後半、そして80歳代の方々の発言です。2度3度と、私も繰り返し読みました。
 …万一のときは、手投げ弾で自決するよう、防衛隊員に言われた。
 …(米兵に)捕まらないように潔く死んでください…
 …敵に見つかったら、舌をかみ切って死になさい…

 この証言の集積は、決して簡単に消してしまうことはできないのではないでしょうか。
 自国におきた過去の事実は事実として、大人も子どもも、しっかり向き合うことは、とても大切はことと思います。沖縄の研究者は、「歴史を歪曲してはいけない」と力説しています。
 
 昨日17日、「教育関連3法案」が国会の特別委員会で可決されました。校長を先頭に、教員がタテ社会の中に位置づけられていく、と言われています。子どもに向き合っている先生たちの主体性が、これまで以上に侵されていくのではないかと危惧します。子どもが自ら考える力を養い、生きる力を身につける環境こそが、いま必要なのではないでしょうか。私たちは、地域にこわだって、しっかり学びの環境をつくっていくことが、ますます大切になってきた、と痛感しています。