“子どもを育て上げたい街”国立−子どもの視点から見ると?

2007年3月23日 16時28分 | カテゴリー: 活動報告

日本経済新聞社06年の調査によると、都内で子どもを育てたい街の第1位に、この国立市が上げられています。2位が成城学園、3位が吉祥寺と続いています。どのまちも、都心ではなく郊外に位置し、また私立学校や大学が多くあるまちです。大人にとっては、くにたちは、のびのびと見上げられる青空が広がり、文化とともに子どもが育つまちといったイメージがあるのでしょう。
確かに、自分が生まれ育った品川などに比べると、私もこの多摩の地に住むことを好んでいますし、子育てはこちらの方がいいと思います。品川、それもお台場という所は、何というか、24時間営業(「24時間働けます!」)といった感じで、商工業とサービス業が暮らしのど真ん中にありました。食料品の問屋をしていた実家も、大きなトラックが早朝より何台も到着して、忙しく働く大人をただただ眺めていたという感じでした。どこでも新たな建設が進められ、轟音を立てながら工事が行われ、時に悲しい事故が起きるといった調子でした。一方、多摩地区に住むようになって、生活のリズムとテンポは、より人間らしくあることを保障してくれているように実感しています。
それでは、大人が子どもを育てたいまちとイメージするこのまちを、子どもの目線から見てみるとどうでしょう? 国立市は、土地が狭いこともあり、思ったより、大きな公園や広場があるわけではありません。この街は、自転車道の付いた桜並木のある、あの「大学通り」が、豊かなイメージをつくっているのでしょう。
安全であることは大切です。しかしながら、子どもの想像力や生きる力は、与えられたもの、整った所からばかりでなく、逆に冒険が出来るくらいのところから、どんどん伸びていくとも言われます。学校の勉強以外でも、子どもの目線に立てる、経験を積んだ大人やおにいさん、おねえさんたちとの語らいの場がたくさんあるほうが、いいと思います。
イメージはイメージとして、子どもたちとともに、私は、国立の現実をしっかり見極めていきたいと思っています。そして、街のあちこちに、子どもがひょっこり顔を出せる「たまり場」、冒険ができる居場所、そして、さまざまな市民事業やNPOによる支え合いのネットワークがたくさんあるような、活気あふれるまちにしていきたい、と思っています。