牙をむく地球温暖化

2007年2月9日 16時02分 | カテゴリー: 活動報告

次世代に洪水・疫病・食料危機をもたらす

 今日も気温が14度まで上がる予測。冬を飛び越えてしまった感が否めず、生理的にもどこか気持ちの悪い感じがします。
そんな中、2日、国連は、温暖化現象を「人間に原因」があると発表しました。これは、来年に期限を迎える温室効果ガス削減「京都議定書」の数値目標達成を、各国政府に迫ったことになります。日本の目標は、1990年からの6%減。夏の熱中症、疫病の発生、農水産物への影響、それに海面上昇対策として巨額の投資も必要と予測されており、日本政府としても、温暖化問題は、まったなしの対策と実践が求められています。
 それにしても、日々の私たちの暮らしが問われているこの問題。皆さんは、どんなことを心がけていますか? いろいろあると思います。例えば、近くへの買い物や外出に車を使わず歩くか自転車にする。パソコンや照明をこまめに切る。ウォームビスを行い、暖房設定温度を20度以下にする。レジ袋をもらわずマイバックを使う。環境に配慮している製品を使う、などなど。小さなことながら、私たちにできることがけっこうあります。
 生活者ネットワークとしても、その基本を環境優先のまちづくりとし、発足以来提案してきていることがあります。二酸化炭素を吸収する緑を保存し、市内の緑被率を高めること。家庭から出される生ごみなどの排出量を減らす。また、食物の地域内自給率を高めて、“地産地消”の動きをつくり、環境負荷を減らすなど。この地域にこだわって、循環型のまちづくりの提案を続けてきています。
 私の伯父の話になり恐縮ながら、新潟で40年近く理科の教師をしていました。ロシアから新潟の瓢湖などへの渡り鳥の数が年々増加していることをデータで示し、それが、地球温暖化現象と関わりのあることを国際会議で発表しました(『渡り鳥から見た地球温暖化』成山堂書店、05年)。伯父は、何といっても子どもたちとともに、農作物や動植物と触れ合い、自由研究の楽しさを伝え、人と生き物と環境の分かちがたい関係を説き続けてきました。
 今回の国連の報告書は、20年後、50年後に具体的にどんな事象が起こるかを具体的に示したことに意味があるとのことです。次世代を生きる子どもたちに、借金(国債)に加えて生命を脅かす事態をこのまま引き渡すのでは、あまりに残酷です。目に見える形で牙をむきだした温暖化現象を、どうにか、これ以上悪化させないよう、自分や家庭での生活のあり方から見直す時だと思います。